東京国立博物館、通称トーハク。
今年150周年を迎えたトーハクが、保有する全ての国宝を公開する特別展を開催しているので行ってきました。
一度もトーハクを訪れたことがなかったので、建物や庭園も鑑賞しつつ、心ゆくまで国宝達を堪能。
……という記事を昨年出そうとしていて、何故か保存したままになっていたので三ヶ月くらい時間を巻き戻して読んでくださいませ(笑)
■基本情報
東京国立博物館
展示名 :国宝 東京国立博物館のすべて
アクセス:JR上野駅から徒歩10分
訪問日 :2022年10月22日(土)
滞在時間(参考):
特別展 3時間
常設展 2時間(今回は本館だけをさらっと見てきました)
■どこを観ても国宝
当たり前なのですが、通常の博物館の場合は国宝・重要文化財・その他、と説明札があるのですがどれを見ても「国宝」。そりゃそうだ。
いつもは「この子は国宝・重文どっちかな?」とか予想していますが、そんな予想をする余地もありません。
右を見ても左を見ても「あ、これ教科書で見たことある!」の連続でとても楽しかったです。教科書や図録で観るとサイズ感がわかりませんが、「貴方こんなに大きかったのね」「あら、以外と小ぶりでかわいらしい」など実物を観て楽しめるのは楽しいです。
■刀剣の間
数ある国宝の中でも今回、私の一番のお目当ては刀剣展示でした。
ただし刀を観るのは好きなのですが鑑賞方法やどこがすごいのか、といった知識は全くないので大体「よく切れそう」「格好良い」「綺麗」「この刀好き」程度のフィーリングで観ています。
刀剣関係は、2018年くらいに京都で開催された「京の刀展」にもお邪魔しているので観たことある刀も多いと思うのですが、当時の記憶が大分曖昧なためほとんどが初めましての気持ちでした。「京の刀展」も見応えたっぷりだったのですが、展示数が多く会場も広いので後半は疲労がきつかったのですよね。新幹線で京都まで行って博物館直行だったので旅慣れていない&コロナ禍なんて関係のない時代だったので人も多く人酔いしてしまった記憶が……。
今回お会いした刀だと、亀甲貞宗のスラッとした姿好きですね。あとは来派の刀と小龍景光もスマートで素敵。
厚藤四郎は思っていた以上に身幅が厚くて、なるほど名の由来になるわけだと納得しました。鎧通しの剛健さ・実用性が窺える姿は格好良いです。横から見ると本当に▲ですごい。
福岡一文字の刀はおそらく初めて拝見したのですが、とても力強い刀ですね。派手というか、目を引く美しさを持つ刃文。華やかと形容するのがいいのでしょうか?某刀剣を擬人化したゲームで、ヤクザのような見目とされる刀派だというのも納得しました。この刀派はカタギではない。
三日月宗近は「京の刀展」でも観ていましたが、今回の展示方法の方が打除けの三日月がよく見えると思います。光の当て方ですかね。
私は身長155センチ位なのですが、全体的に刃文が綺麗に見えたので展示場の設定をしてくださった学芸員さんに感謝です。平均よりも低い身長なので、美術館や博物館によっては見えにくいことがままあるのですよね。さすがは国立博物館です。
■お土産はほぼ完売状態
お土産にいくら散在してしまうかなぁ。可愛い商品多そうで困っちゃうなぁと思っていたのですが、購入を予定していた商品は人気だったようで完売してしまっていました。
欲しかったのはTwitterで写真が出ていた「遮光機土偶と挂甲の武人埴輪のぬいぐるみチャーム」「刀剣のブックマーカー」「刀剣の缶バッチ」「シナモロールのアクスタ」です。缶バッチとアクスタはガチャガチャだったのですが、在庫はあったみたいなのですが両替機が故障中?小銭切れ?で利用できずに諦めました。
開催直後だったので、人気商品が一気に売れてしまった・予想以上の売れ行きで在庫追加が間に合っていないみたいです。会期は12月中旬まであるので、途中で追加されると思いますがいつ追加されるかは予定は未定とのことなので、行かれる方は「ご縁があれば」程度で臨むのが良いかと思います。(中期・後期に行った友人から聞きました、結局会期の終わりまでグッズは補充⇔欠品を繰り返してたみたいですね)
トーハクさんはオンラインショップもあるので、図録以外の限定商品もオンラインショップで購入できるようにしてくれるとありがたいです……。
■とらやの羊羹
さて、国宝展を鑑賞し終えてエスカレータで1階に降りると右手に休憩コーナーがあります。
その日は休憩コーナーの片隅に虎屋が来ており、歩き通しで疲れた足を休めつつ羊羹で小腹を満たします。博物館や美術館って、見ているだけなのにとってもお腹空きませんか?
今回は限定の「池」を模した羊羹と期間限定の栗羊羹を。白い方は庭園の池を表した形らしいのですが、角度によってはネズミのマスコットのシルエットにも見えて可愛いと思ってしまうのは、風流を解さない庶民なので多めに観て欲しいです。栗羊羹も最高でした。
こしあんの民なので、さらっとした虎屋の羊羹大好きなのですよね。
この記事を書いていて味を思い出してしまいました。今度は近場の店舗に買いに行こう。
■国宝展コラボメニュー
さて、国宝展を見終えたのがすでにお八ツ時。そこから休憩しつつ庭園や常設展を見て回ったら夕食には少し早いけれど、といった時間です。羊羹で小腹を満たしましたが、すっかり腹ぺこです。
久々の上野でお店にも迷ったのですが、アトレ上野の飲食店街で国宝展とのコラボメニューを出していると言うことでせっかくなので行ってみました。
お腹が空きすぎて、がっつり揚げ物のお店をチョイス。最近トンカツ食べてなかった&たまの贅沢で全部盛りです。
鮪カツは初めて食べたのですが、私は一回食べたら十分かもしれません。珍しくて面白いですが、普通のトンカツを一枚追加してもらった方が嬉しいかな?火が通り過ぎないように衣が上がる程度の仕上がりなのですが、全体的に冷たくて揚げたてではなかったのかもしれません。中身も筋っぽかったので、ちと残念でした。
メインのトンカツは普通に美味しかったですよ。
国宝展のコラボ特典のトレーディングカードも頂いてホクホクして帰りました。
この手のカードはつい集めたくなりますが、コンプリートするには枚数が多すぎるので無理ですね。