公演自体は終わってしまっていますが、私自身の備忘と再演があった際に誰かの参考になればと思い残しておきます。
私ではなく友人二人がチケットを取っていたのですが、当日一人が体調不良に……。
少し喉に違和感がある程度とのことでしたが、時節柄大事を取って自宅に待機するので「チケットが余ってしまうので代わりに観に行ってくれないか?」と当日お誘い頂き観劇してきました。実は以前ラジオ番組でこちらのミュージカルの宣伝を聞いて気になっていたので、お声がけ頂いて嬉しかったです。
幸い、友人もコロナではなく夏風邪でしたので、後日お礼に配信チケットをプレゼントしました。
■公式あらすじ
ざんねんとはなんだ!!納得いかないいきものたちが池袋で大暴れ!!
25万人が選んだ最強の本「こども本総選挙」にて、3年連続で上位を走る『ざんねんないきもの事典』が、ざんねんだけど、おもしろくって、タメになる、客席を巻き込んで楽しめる″ざんねん系おもタメミュージカル“として誕生!
「ざんねんないきもの」とは、一生けんめいなのに、どこかざんねんないきもの達のことである。
「どうしてそうなった!?」とつっこみたくなるざんねんないきもの達が、にんげんの世界でおおあばれ!?
舞台だけのオリジナルストーリーでおくる、「おもしろくてタメになる」ざんねんミュージカル!!
■公演情報
ミュージカル「ざんねんないきもの事典~いきものたちの逆襲~」
公演期間 :2022/8/18~2022/8/28
観劇日 :2022/8/20(土)15:30開演
脚本・演出:村上大樹(拙者ムニエル)
出演 :眞嶋秀斗、前田隆太朗、坪倉康晴、田崎玲奈、矢島舞美、加藤啓、野口かおる、小川菜摘
劇場 :池袋あうるすぽっと
■感想
内容としては終始「村上おじさんだなぁ」という感じです。そして、主題歌が耳に残る!!
舞台終わりから帰宅、寝るまで頭の中で「いきいきいきいきいきもの~♪ざんねんないきものっ♫」がエンドレスループしていました。翌日も気づくと口ずさんでいました。中毒性高いです。これは覚悟しておいてください。
あとスカンク父さんの歌が上手すぎて内容が入ってこないww
出演者の皆さん、少ない人数で兼役が多いので終始衣装替えで忙しい様子。若干お疲れ様です。着替え多過ぎ&タイプの違うキャラへの変身が多いので、俳優さんに詳しくない私はどのキャラとどのキャラが兼役なのか途中でわからなくなりました。お一人で演じられるキャラの幅が広いですね。俳優さん好きには、推しのいろいろな姿が見れて嬉しいのではないでしょうか。
内容は冒頭でも記載したように、良くも悪くも村上おじさんです。
あまり彼の作品を観ているわけではないですが、合う人には合うけれど、合わない人にはきついだろうな……。私もあまり得意ではないので、要所要所虚無タイムに突入していました。
(私が拝見したことがあるのは「私のホストちゃん」「ママと僕たち」なので偏りはあると思いますが、本作も子供向けでマイルドになっていますが笑いの系統は同じだと思ってもらって良いと思います)
夏休みの子供向け作品のはずなのですが、この内容で子供向けで良いのか?? いじめとか教育委員会とか大丈夫? と思うシーンや設定はちらほらあります。
具体的に言うのは難しいですが、こう、「昭和の小学校の倫理観」といえば伝わりますでしょうか。
子供連れのご家庭も結構いたのですが、親御さんは村上おじさんが脚本の時点でそこは承知の上なのかな?
子連れという点だと、お遊びコーナーが要所要所に取り入れられていて楽しかったです。
コロナ禍という状況のため、コール&レスポンスはできないけれど、小さい子には光る棒(お祭りとかで売っている腕に巻ける細いサイリウム)が事前に配布され、それを使って舞台上と客席での声かけゲームやラスボス戦で「ざんねんないきもの」の応援ができます。
残念ながら年齢上光る棒はもらえなかったのですが、心がようじょの私はお子様亜たちが喜ぶ様と見てテンションぴょんぴょんマックスでした。たのしい。。。
ぜひ発声・コール&レスポンスOKな状況になったら再演してほしいと思います。